せどりを始めたいけれども、何から始めたらよいかわからない。そんな人には、まず中古本の売買から始めてみることをおすすめします。
中古本をおすすめする理由は、ブックオフなどの古本屋で簡単に購入できる、購入する際の価格が低いので気軽に始められる、在庫をある程度持っていても場所をとらない、送料が安くてすむ、ということが挙げられます。
実物を手にとって確かめてから購入するので、書き込みがないか、傷んでいないか、といった状態についてもしっかりチェックできるというメリットもあります。
単価が低いので大きく儲けることができない、というデメリットはありますが、せどり初心者がいきなり儲けようとすると、リスクが高くなります。
せどりのコツをつかむには、ある程度の時間がかかります。そのための練習材料として、本がおすすめなのです。
せどりを始める場合、何を売り買いするか、どこで売るか、どこで買うか(どこで仕入れるか)という3つが必要になります。
売り買いするものは、とりあえずは本に決まりました。どこで売るか、については、初心者の場合は、オークションサイトやフリマアプリの中から、使ったことのあるものを選ぶと出品が楽です。
少し慣れてきたら、値段が上がりそうなものはオークション、値段を抑えれば確実に売れるものはフリマアプリ、という風に使い分けるとよいでしょう。
次は、どこで買うか(どこで仕入れるか)という問題です。せどりでは、実は、どこで買うかが一番難しい問題なのです。
せどりで儲けている人は、独自の仕入れルートを持っていることが多く、初心者にはとてもまねできません。中古本なら、古本屋で簡単に購入できます。
単価は低くても、売れる本を見つける目があれば、確実に利益を上げられます。
出品してすぐに売れる本は、いうまでもなく、現在旬のベストセラーですが、これは古本屋でも高値で売られているので、利益が出ません。
それ以外の本に狙いを絞る必要があります。価格を抑えれば確実に売れる本の例を挙げると、古典の文学作品、児童文学、学習関連本といった分野が挙げられます。
反対に、購入してはいけないものは、過去のベストセラーです。
時間がたったベストセラー本は、中古市場では叩き売り状態です。
テレビドラマや映画の原作本も、ブームを過ぎると売れ残る確率が高まります。ですが、再放送が始まると再び売れ出すこともあり、タイミングを見極めることが重要です。
せどりで利益を上げるためには、このあたりの感覚を掴むことがポイントとなります。いわゆる「目利き」になるためにも、まず中古本でせどりに慣れていくことをおすすめします。